この章では、情報とは何かについて考え、それがどのようにコンピュータで処理可能な形に表現されるかについて学ぶ。(参考:川合慧著「情報」東大出版会)
【第2講の目標】学習後、以下のことが身についたかチェックしよう。
情報: □ | 情報伝達 | 情報: ■ |
表現↓ |
解釈↑ |
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データ: 四角 |
伝達 ――→ |
データ: 四角 |
アナログデータのままデジタル化せずに処理する簡単な例として
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情報 | 表現→ ←解釈 |
(アナログ データ) |
(AD変換→) (←DA変換) |
デジタル データ |
表現→ ←解釈 |
符号 (0,1) |
スキャナ | コンピュータ | プリンタ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
A (絵) |
AD変換 ―→ |
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符号化 ―→ |
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データ処理 ―→ (0,1反転) |
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解釈 ―→ |
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DA変換 ―→ (印刷) |
A (絵) |
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コラム.対数関数 |
指数法則 ay×ay'=ay+y' では、aのべき乗の積がaの指数の和になる。aのべき乗x=ayに対しaの指数yを出力する関数を y=loga(x) と表し(底aの)対数関数という。即ち y=loga(x)⇔x=ay で、loga(xx')=loga(x)+loga(x') が成立つ。よって f(p)=loga(p) は条件3を満たす。さらに log2(1/2)=-1 なので、f(p)=-log2(p) とすれば条件4や2も満たす。 また、対数の表があると積が和で求まる。この原理を利用したのが計算尺である(シミュレータ)。 |
実数は原理的に無限の桁数を持つから、各々の実数にその表現を作成することはできない。したがって実数の論理モデルは一般的に【 】である。 有理数の分数表示は【 】でない(-1/2=2/(-4)=…)ので、(分母が正の)既約分数表示に標準化することによって、【 】なモデルが構成される。 通常コンピュータでは実数を有限桁数で表現している。仮に、(何桁でも同様だが)小数点以下4桁で四捨五入するとしよう。その場合、0.3325以上0.3335未満の数はすべて0.333と表現されるので【 】ではない。また、実数の世界では成り立つ規則1/3×3=1が、モデル(表現)の世界では成り立たず(1/3×3=0.333×3=0.999≠1)【 】ではない。 |
Stanley Milgram は、アメリカの人間を対象にした友人ネットワークグラフで、人間の間の距離(到達に要する実線の数の最小値)の最大値がそれほど大きくないことを発見し、スモールワールド現象と呼んだ。その値はいくつか。言い換えると、友達の友達の友達の・・・というように、友達関係を最少何人たどればアメリカ人同士が友達になれるか。 |
グラフモデルと階層モデルの違いを述べよ。 |
学籍番号 | 名前 | 住所 | 連絡先 |
1234567a | 田中 花子 | 東京都多摩市唐木田1-2 | 090-5555-1111 |
2341156c | 山口 花子 | 東京都立川市123-45 | 042-567-4321 |
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科目名 | 教員名 | 年度 | 学期 | 学籍番号 | 点数 |
コンピュータの基礎 | 山崎 秀記 | 2010 | 夏 | 1234567a | 90 |
英語 | 大妻 タカ | 2009 | 冬 | 2341156c | 75 |
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